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扁平母斑

あざは皮膚の表面にできてしまう色素沈着のことです。医学的には「母斑(ぼはん)」と呼ばれており、さまざまな種類があります。生まれついてのあざは、母親の胎内にいるときに胎児の皮膚にメラニン色素や毛細血管の異常増殖が原因で起こるようです。数あるあざの1つ、扁平母斑(へんぺいぼはん)について原因から治療法までご紹介します。

扁平母斑とは?

日本人の1~2%に見られ、カフェオレのような茶色いあざができる病気です。ほくろとは違って皮膚が盛り上がらないため、扁平母斑と呼ばれています。「カフェオレ斑」「茶あざ」と呼ばれることも。基本的に茶色ですが、あざのなかに黒い小さな点が混在する場合もあります。色素沈着している部位と、していない部位の境界線がはっきりしているのが特徴。

形や大きさは数mm~10cmなど人によってさまざまです。単発でできる場合や複数存在する場合もあります。先天性と遅発性の扁平母斑がありますが、どちらも悪性化することはありません。

扁平母斑の原因

茶色のあざは、皮膚の表面に近い部分でメラニン色素が大量に作られて色素沈着することで発症します。メラニン色素が大量に作られる原因は今のところ分かっていません。扁平母斑は病気に分類されるため、治療を受ける際は保険適用になります。

発症しやすい年齢

扁平母斑は生まれつきある人もいますが、思春期になって発生することもあります。1~2つの扁平母斑であればとくに気にすることはないですが、6個以上の茶色いあざができている場合は注意が必要です。6個以上のあざがある場合、思春期以降に全身に腫瘍ができる「レックリングハウゼン病」を発症する可能性があります。あまりにも扁平母斑が多い場合は早めに専門家に見てもらいましょう。

発症しやすい部位

扁平母斑は全身どこにでも発症します。思春期を過ぎて発症した場合は肩、肩甲骨、胸部の片側などにできやすいようです。特に男性の場合、思春期にできる扁平母斑には毛が生えていることもあり、ベッカー母斑と呼ばれることも。ベッカー母斑の治療を行なう際は、あざのほかに脱毛が必要な場合もあります。

扁平母斑を見分ける方法

扁平母斑かどうかを見分けるためにはどのようなポイントを抑えたらよいのでしょうか?こちらではそのポイントと、似ているシミの種類を紹介しています。

扁平母斑の特徴

  • 茶色のあざが多い
  • ほとんどが生まれつきのもので、思春期に入ると目立ってくるものが多い
  • アザのように1ヶ所にできることが多いが、直径1mmほどのシミが点在することもある
  • 悪性化することはほとんどない

扁平母斑かどうかを見分ける際は、このような特徴があるかどうかを参考にしてください。

扁平母斑に似たシミとの見分け方

扁平母斑との判断がつきにくいシミの一つに「肝斑(かんぱん)」があります。肝斑は女性ホルモンが原因でできるシミで、両頬に左右対称にできるのが特徴です。扁平母斑との違いは、皮膚との境界線がはっきりしているかしていないか。扁平母斑は皮膚との境界線がはっきりしているのに対して、肝斑は境目がぼやけていて、はっきりしていません。また、体全体にできる扁平母斑に対して、肝斑が顔にしか出ないのも2つのシミの違いと言えるでしょう。

扁平母斑に似ているもう一つのシミが「炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)」です。炎症性色素沈着はやけどやニキビなどが原因で色素沈着が起こり、シミになったもの。扁平母斑と違って、時間が経つにつれて消えることが多いシミです。また、シミが盛り上がることもありません。しかし、見分けがつきにくいシミもあるので、個人判断でどのようなシミなのかが分かりにくい場合は、皮膚科の医師に診てもらうことをおすすめします。

扁平母斑を改善する方法は?

扁平母斑は悪性化しないあざですが、大きい場合や目立つ場所にある場合、見た目を良くするためにレーザー治療を行ないます。扁平母斑は病気に分類されるため、レーザーの種類によっては保険が適用になることも。保険が適用になる点では美容目的で行われる、しみやそばかす除去と大きく異なります。

レーザー治療で除去できる可能性が高い扁平母斑ですが、一時的に消えても時間が経てば再びできてしまう再発リスクのあるあざです。特に成人して治療を受けた場合の方が再発の可能性が高く、根気強く治療を続ける必要があります。乳児期といった、年齢が若いうちに治療をすることで再発リスクが低くなるようです。レーザー治療以外ではトレチノイン・ハイドロキノンの2つの塗り薬を使った治療が行われます。

扁平母斑の治療

レーザー治療

扁平母斑の治療にはレーザーが使用されます。ルビーレーザーや炭酸ガスレーザー、アルゴンレーザーなどさまざまな機器がありますが特に治療に有効なのがルビーレーザーです。ルビーレーザーはメラニン色素にのみ反応してあざを除去します。他の細胞を傷つける心配が少ないので、安全に施術することが可能です。それぞれのレーザー治療の特徴をご紹介します。

Qスイッチルビーレーザー

ルビーレ―ザーの波長はメラニン色素に吸着されやすい波長をしています。メラニン色素が関係する皮膚色素疾患の治療に最適なレーザーです。皮膚への深達度は低めですが、メラニン色素を優先的に除去してくれます。ピンポイントで治療を行なえるので、あらゆるあざやしみ治療に使われているレーザーです。

Qスイッチアレキサンドライトレーザー

濃い色に反応しやすいレーザーです。あざの原因であるメラニン色素を効果的に除去できるうえ、血管や肌へのダメージが少ない安全性に優れたレーザーです。Qスイッチアレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応しやすいため、メラニン色素の多い日本人の肌に最適と言われています。

QスイッチYAGレーザー

532nmと1064nmの2つの波長を持っています。色素の濃いあざ部分を効果的に除去可能。あざのほかに、レーザー治療には向かないしみにも対応できるとのこと。周囲の細胞を傷つけることなく、的確にメラニン色素を取り除きます。

炭酸ガスレーザー

皮膚組織部分の水分に炭酸ガスレーザーを吸収させて強い熱を発生させます。この熱によって組織を破壊して、あざを除去。出血がほとんどないため、少ないダメージで済みます。

アルゴンレーザー

青や緑などの可視光線を使用したレーザーです。赤い色に反応しやすいため、赤あざや血管腫の治療によく使用されます。アルゴンレーザーの出力は強いため、熟練した医師の腕が必要になります。

塗り薬

扁平母斑の治療にはレーザーがもっとも有効ですが、トレチノインとハイドロキノンの2つの塗り薬を使った治療もあります。レーザーと違って効果が出るまでに時間がかかりますが、あざの程度によってはレーザーより効果的な場合も。どちらか一方の塗り薬を使うよりも、2つを使った方が良いと言われています。

トレチノイン

ビタミンA(レチノール)の誘導体で、血液中にもとから微量に流れています。皮膚の角質をはがして、表皮の増殖・分裂を促し再生を行ないます。皮膚の深い層にあるメラニン色素を体外に押し出すため、あざやしみの改善効果が期待できる治療薬です。

ハイドロキノン

あざやしみの原因であるメラニン色素を生成しないようにする、漂白剤のような薬です。トレチノインでメラニン色素を体外に押し出して、ハイドロキノンでメラニン色素が作られるのを予防します。

扁平母斑の治療を行なっているクリニック5選!

大阪で扁平母斑の治療を行なってくれるクリニックをピックアップしています。あなたの長年の悩みを解決してくれるクリニックか確認してみましょう。

きぬがさクリニック

きぬがさクリニック
http://www.kinugasaclinic-japan.com/

施術の種類/費用

レーザー

ルビーレーザー 7,000~15,000円/1回
Qスイッチレーザー 7,000~15,000円/1回
ダイレーザー 7,000~15,000円/1回

特徴

きぬがさクリニックは大阪と兵庫に2院を展開するクリニックです。あざの治療はもちろん、ほくろ、ニキビ跡、美肌、メディカルエステ、二重まぶた形成など、あらゆる美容医療を提供しています。

患者さんが心から納得して施術を受けられるように、治療内容をしっかりと説明して同意をえるインフォームドコンセントを大切にしているクリニックです。トリプルカウンセリングを採用しており、最初はカウンセラーと話して患者さんの要望を把握します。次にドクターとカウンセリングを行ない、適した治療を提案。最後はカウンセラーが患者さんの疑問や質問を解消するための説明を行ないます。無理に治療をすすめることはありません。

きぬがさクリニックで扁平母斑の治療を受けた人の口コミ

扁平母斑治療に関しての口コミが見当たりませんでしたので、他の治療についての口コミを紹介します。

  • きぬがさクリニックでそばかす治療をしてもらいました。先天性だったので半ばあきらめていたのですが、治療を受けてから肌の調子が良くなってきたのを実感。フォトフェイシャルm22を使った15分ほどの施術で、小さいころから悩んでいたそばかすがきれいになるんだと驚きました。
  • 頬のシミを消したくて、フォトフェイシャル、超音波ビタミン導入、トラネキサム酸導入のコースを受けました。施術中の痛みは、ゴムで弾かれたような程度。2~3週間ごとの施術で徐々に薄くなってきていますが、まだ完全には消えていません。根気よく通い続けようと思っています。

住所・アクセス

大阪院
住所 大阪市中央区難波4-7-6 R2ビル1・2・3・4・5F 総合受付4F
アクセス 地下鉄御堂筋線・なんば駅21番出口より徒歩1分

きぬがさクリニックの公式HPを見る

シロノクリニック

シロノクリニック
https://www.shirono.net/

施術の種類/費用

レーザー

Qスイッチルビーレーザー 10,000円/1cm×1cm
(30cm2以上の場合50%OFF)
QスイッチYAGレーザー 10,000円/1cm×1cm
(30cm2以上の場合50%OFF)

特徴

シロノクリニック大阪院では扁平母斑のほかに、大田母斑、色素性母斑、単純性血管腫、イチゴ状血管腫などのあざ治療に対応しています。レーザー治療でのあざ除去を行なっており、扁平母斑にもっとも有効とされるルビーレーザーやQスイッチヤグレーザーを使用。他にもそれぞれのあざに適した治療ができるレーザーを揃えています。あざ治療以外にも、しみ・そばかす、いぼ、ほくろ、肝斑など顔にできやすい症状を治療。また、たるみやしわの引き締めなども行なってくれます。

シロノクリニックで扁平母斑の治療を受けた人の口コミ

扁平母斑治療に関しての口コミが見当たりませんでしたので、他の治療についての口コミを紹介します。

  • 近所にあるシロノクリニックで目の横のシミを治療してもらいました。カウンセリングから施術まで、1時間かからなかったと思います。今はクリームでケアをしている最中。まだシミっぽいものが見えますが、あまり気にならなくなってきています。
  • 美白美容液を使ってもシミが薄くならなかったので、ホームページを見て「信頼できそう」と思ったこちらのクリニックを受診しました。説明も納得できたし、施術の時の痛みもほとんどなし。通い始めてから3ヶ月ほど経った今、シミが薄く感じられるようになってきました。

住所・アクセス

大阪院
住所 大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト4F
アクセス JR大阪駅・梅田駅・新地駅より徒歩3分
地下鉄御堂筋線・梅田駅より徒歩5分

シロノクリニックの公式HPを見る

恵聖会クリニック

恵聖会クリニック
http://www.keisei-cs.com/

施術の種類/費用

レーザー

ピコレーザー(ピコウェイ) 10,000円/1cm四方
QスイッチYAGレーザー 10,000円/1cm四方
Qスイッチルビーレーザー 10,000円/1cm四方

特徴

大阪エリアに心斎橋院と京橋院を構えている恵聖会クリニックは、しみ治療に限らず、扁平母斑といったあざの治療も可能です。ピコレーザーやQスイッチYAGレーザーなどを使った施術で、扁平母斑を消すことができます。

注目すべきは、最新型のピコレーザーである「ピコウェイ」を導入していること。QスイッチYAGレーザーがナノ秒(1億分の1秒)であるのに対し、ピコウェイはピコ秒(1兆分の1秒)のレーザー照射ができます。照射速度が速いため、皮膚組織へのダメージを最小限で抑えつつ、スピーディーな施術を実現しているのです。

公的な機関である米国FDA(アメリカ食品医薬品局)から認可されたレーザーなので、安心して施術が受けられますよ。

恵聖会クリニックで扁平母斑の治療を受けた人の口コミ

扁平母斑治療に関しての口コミが見当たりませんでしたので、他の治療についての口コミを紹介します。

  • 近所にある恵聖会クリニックで顔と手のシミ取りをしてもらいました。レーザーの照射時間はほんの5分程度です。今は顔のかさぶたが取れて、手の部分はもう少しではがれるかも、というところ。シミ治療って案外簡単にできるんだなって思いました。
  • 今までフォトフェイシャルによるシミ治療を受けていましたが、なかなか薄くならなかったのでレーザーに切り替えました。施術の時間は10秒くらい。施術から2週間経って、シミがピンク色になってきています。今後の経過が楽しみです。

住所・アクセス

心斎橋院
住所 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-7-30-21心斎橋ビル8F
アクセス 地下鉄御堂筋線・心斎橋駅 6番出口を出て徒歩3分
地下鉄堺筋線/長堀鶴見緑地線・長堀橋駅 7番出口より徒歩2分
京橋院
住所 大阪府大阪市都島区東野田町2-3-19 MFK京橋駅前ビル5F
アクセス 京阪・京橋駅 中央改札より徒歩1分
JR環状線・京橋駅 北出口より徒歩1分
地下鉄鶴見緑地線・京橋駅 4番出口より徒歩1分

恵聖会クリニックの公式HPを見る

MAクリニック心斎橋

MAクリニック心斎橋
https://www.maclinic.jp/

施術の種類/費用

レーザー

Qスイッチルビーレーザー 1,000円/1ショット

特徴

西区・新町・心斎橋に住んでいる人たちの「かかりつけ医院」になることを目指し、夜7時までの診療や土日診療を行っているMAクリニック心斎橋。心斎橋や四ツ橋駅から徒歩圏内にあるので、アクセスも良好です。

院長を務めている谷川知子医師は、しわ・たるみ治療といったアンチエイジング施術が得意な女性医師。皮膚科・形成外科・美容外科などを中心に、男女問わず多くの患者さんの悩みを解決しています。

MAクリニック心斎橋では保険診療も案内しているので、保険適用できる扁平母斑なのかどうか、一度相談してみると良いでしょう。

MAクリニック心斎橋で扁平母斑の治療を受けた人の口コミ

扁平母斑治療に関しての口コミが見当たりませんでしたので、他の治療についての口コミを紹介します。

  • こちらのクリニックでリファームとマトリックスを使った治療を受けています。ゴルフで傷んだ肌がずいぶんよくなりました。費用も思ったより安いので助かっています。看護師さんが優しいのもお気に入りのポイントです。
  • 皮膚の治療で初めてMAクリニック心斎橋を受診しました。予約はせずに行きましたが、待ち時間は少なめ。先生は優しいし、カウンセリングで不安な気持ちが解消されました。今度から皮膚で困ったことがあれば、こちらに相談しようと思います。

住所・アクセス

住所 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-13-15三栄心斎橋ビル6F
アクセス 地下鉄御堂筋線・心斎橋駅2番出口
地下鉄四ツ橋駅2番出口より徒歩3分

MAクリニック心斎橋の公式HPを見る

つかはらクリニック

つかはらクリニック
https://www.tsukahara-clinic.com/

施術の種類/費用

レーザー

Qスイッチルビーレーザー 15,000円/5ショット以下
30,000円/1cm(10ショット)
60,000円/2cm(20ショット)
90,000円/3cm(30ショット)

特徴

つかはらクリニックでは、美容形成外科および美容皮膚科の診療を中心に行っています。適切な治療やカウンセリングアフターケアができてこそ、確かな効果を実現できると考え、日々患者さんと向き合っているクリニックです。

2017年12月にあべのハルカス22階へ移転し、天王寺駅からは徒歩1分。アクセス良好であるのに加えて、複合商業施設「あべのハルカス」で買い物を楽しむこともできます。

完全予約制なので、カウンセリングを希望する人は事前に予約を入れておきましょう。

つかはらクリニックで扁平母斑の治療を受けた人の口コミ

扁平母斑治療に関しての口コミが見当たりませんでしたので、他の治療についての口コミを紹介します。

  • つかはらクリニックで顔のシミ治療を受けました。レーザー治療はチクッとしますが、5分ほどで終わるので苦には感じません。施術から10日後に来院してシートを取ってもらうと、一緒にかさぶたがポロリ。シミがきれいに取れて満足しています。
  • 両頬のシミとくすみが気になったので、つかはらクリニックでレーザー治療を受けました。受けた治療はライムライトです。施術した翌日からシミが少しずつカサブタになり、5日目にはほとんどなくなりました。1回でくすみも取れてきたので、2回目の施術も期待大です。

住所・アクセス

住所 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43あべのハルカス22F
アクセス JR大阪「天王寺駅」より徒歩1分

つかはらクリニックの公式HPを見る

各クリニックで保険が適用される施術とは?

保険診療は、ケガ・病気などを理由とした体の機能回復のために、国が一部の治療費を負担してくれるものです。一方で、しみやそばかすの解消といった美容目的での治療は自由診療(自費診療)となり、保険は適用されません。

ただ、あざやイボ、ほくろを取るためのレーザー治療は病気の範囲内として、保険診療が受けられる可能性があります。扁平母斑もあざの1種にあたるため、症状によっては保険適用になることがあるのです。病気の範囲か美容の範囲かどうかは、医師が判断を下します。保険診療内で治療できることになったとしても、ほとんど希望の医療機器は使えないので注意しておきましょう。

また、扁平母斑は、同じように茶色の色素沈着が起こる肝斑と間違って自己判断しているケースも。肝斑は保険適用外ですが、扁平母斑なら保険が適用される可能性があるので、まずはお近くのクリニックで医師に治療相談をしてみてください。

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